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 埼玉県八潮市の道路陥没事故で、大野元裕知事は11日、下水道管(直径4・75メートル)内に取り残されているトラック運転席の中に、人とみられる姿が確認されたことを明らかにした。県や消防は、行方不明となっているトラック運転手の70代男性の可能性が高いとみて、地上から掘削して救助する方針。救助までに約3カ月はかかるという。

 一方で県は、上流でのくみ取りや下水道のバイパス工事を進めた結果、汚水を一定量減らせたとして、東部12市町の120万人に要請していた下水道の使用自粛を12日正午で解除することを決めた。

 県は現場近くのマンホールからドローンを使って下水道管内を調査。陥没地点の下流部にトラックの運転席部分とみられるものを発見していた。

 県によると、その後の確認作…

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